就職希望の学生さんがWebで企業にエントリーをするときにWebテストが実施されることが多いです。エントリー後に、企業からWebテストの受検を求められたり、スコアの提出を求められることもあります。企業は初期選考のツールとしてWebテストを活用しています。当然のことですが、スコアがよいほうが採用される可能性は高くなります。Webテストには、SPI、玉手箱、C-GAB、Web-CAB、TG-WEBなどがあります。
Webテストには計算問題や図表の読み取り問題が出題されます。Webテストの計算問題は、小学校レベルなので、時間さえかければ誰でも正解を出すことができます。ですが、テスト時間が短いため、計算問題は短時間で解く必要があります。また、図表の読み取り問題も短時間で解く必要があるのですが、ちょっとしたコツを知らないと、時間が足りなくなってしまいます。ですから、算数と数学が得意な理系の学生さんでもよく準備しておかないと高得点を取ることはできません。

計算問題の例をあげてみます。

2.5+4.0+12=□-5

選択肢 12, 23.5, 24, 25, 46

□にあてはまる数を選択肢から選ぶ問題です。10秒以内に正解を出さなくてはなりません。ひとつひとつ入れて計算をしていけば、いつか正解にあたります。ひとつの計算に5秒かかるとすると、選択肢は5個あるので最悪25秒かかります。つまりひとつひとつ入れて計算する方法では10秒をこえてしまう可能性があります。これでは高得点は取れません。

ではどうすればいいのでしょうか。式の特徴をつかんで、条件に合う答えを選びます。できるだけ計算はしないようにします。この問題では式に小数があります。2.5です。その他の項はすべて整数ですから、つじつまを合わせるには□が小数でなくてはなりません。したがって23.5が答えでなくてはなりません。計算をしないで答えを導くことができました。この方法であれば数秒で答えを出すことができます。